越前の地酒と越前焼陶器の店 やまぎし



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酒蔵のはなし

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 「日本酒度」

  日本酒の品質を表す言葉に、「日本酒度」というのがあります。

 吟醸酒だと+4位、市販酒だと辛口で+3〜+5、甘口だと−5位です。

 この「日本酒度」は、どういう意味を持って、どういう方法で測定するのでしょうか。

 日本酒を大まかに科学的に分析すれば

  
 水  
約 8 0 パ ー セ ン ト  
 ア ル コ ー ル 
15〜16 パ ー セ ン ト 
 う    ま   み 
数     パ ー セ ン ト 

                              になります。

 「うまみ」とは、米から溶けだした糖分や酸などをいいます。

 
 *:比重ということ

  物 には重さがあります。水の重さを1として、同じ容量(1L)ではかります。 
  金属などは水より大きく、油、ガソリン、アルコール、断熱材などは みずより軽い。 
  水が1で、アルコールは0,8、「うまみ」は1,5ぐらいです。

                        
  * 例 語

  水とアルコールの混和したものは水より重い?軽い?   答 : 軽い 

   水と「うまみ」の混和したものは水より重い?軽い?     答 : 重い 
    
                 

  酒の中のアルコール分が多ければ「軽く」になり、うまみ成分が多ければ「重く」なります。
  うまみの大部分は糖分ですから、うまみの多い酒、つまり比重の重い酒は「甘口」になりま
  す。 と、すると日本酒の重さ(比重)を計れば、[アルコールとうまみ」 の だいたいの含有
  分がわかり、それが 「甘・辛」 の目安になるのではないかと考えた 知恵者 がいました 。
  それは明治の文明開化のころのことです。
  日本酒のような液体の比重を計るには、1Lの容器に液体を入れその比重を計ればKg   
  の数字が比重になります。ですが、日本酒と水の比重の違いはホンの少しで、目方で計   
  るには スゴク精密なものが必要です。そこでチエ者は、ごく簡単に比重を計る方法を考え
  出しました。サテ何でしょう? 「浮き」、釣糸に付けるウキです。水泳ぎのとき、プールの  
  水より海水の方が浮きやすい。それと同じように「重い水」にウキを入れると、ウキは浮き  
  ます。軽い水ではウキは沈みます。 
  ウキに目盛りを付けて、どこまで沈んだかを見ると、その液体の比重が細かくわかる、
  そんなウキを発明しました。此れが「日本酒度計」というウキです。


 * プラスとマイナス

  日本酒度計は、真水の入れると適当に沈みます。そこに「0」の目盛りをつけました。 
  0の上下にも目盛りをつけ、0から上をプラス、下をマイナスとしました。
  計る日本酒が重い(甘い)ければウキは浮き上がり目盛りはマイナスを示し、軽ければ
  ウキは沈んでプラスを示す事になります。




             (株)一本義久保本店

  「だれも教えてくれない酒蔵のはなし」著書より




 
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